研究紹介

HOME > 研究紹介 > 肺癌研究室

肺癌研究室

研究活動

肺癌診療における取り組み

腫瘍性呼吸器疾患の診療は迅速かつ的確な診断のもと、エビデンスに基づく標準治療の実践が重要となります。呼吸器科においては毎週月曜日に入院・外来患者さんの治療方針決定を行う肺癌カンファレンスに加え、毎週金曜日朝8時からの外科、放射線科、病理部を交えた合同カンファレンス、毎月第4月曜日の気管支・肺・縦隔・胸膜部会を通して診療科横断的な診断・治療を各科協力のもと実践しています。呼吸器科においては年々、肺癌患者さんの数が増えており、2018年度は930人の入院患者があり、これは呼吸器科入院総数の75%以上を占めるまでになっています(右図)。これは、近隣の病院の先生方から多くのご紹介を頂いております賜物であります。この場をお借りして御礼申し上げます。今後もスタッフ一丸となり、九大病院を受診される患者さんには説明を丁寧にかつ最高水準の医療が出来るよう心掛け、病棟医員の先生方と力を合わせて頑張っております。

臨床研究

進行肺癌における新治療開発には、倫理的、科学的に優れた臨床研究の推進が必須であり、大学病院が果たすべき重要な機能です。我々は新薬開発企業治験及び医師主導治験を積極的に導入し(右図)、この6年間で50件の新規治験を導入しました。進行肺癌の患者さんへ、新薬を含めたより多くの治療選択肢をご提供できるよう努力しております。治験治療においては、未知の副作用に対する対応等、高度な医療レベルを必要とし、CRF作成、SAE報告など多くの事務的な作業も多く、分担医師の先生方にはご負担をお掛けしておりますが、活発に治験登録を進め、九州大学病院の診療科別治験登録患者数でもトップとなっています。

基礎研究

現在6名の大学院生が肺癌研究室にデスクを持ち、日夜実験に励んでます。肺癌研究室では各教員が責任をもってマンツーマンで大学院生の研究テーマの考案、実験の進め方に関して直接指導し、毎週金曜日17時からには大学院生、教員で研究カンファレンスを実施し、実験データを確認し、次なる方針を皆で考えています。又、月に1回教員のみのリサーチカンファレンスを実施し、各教員自身が取り組む研究テーマ、論文作成状況を確認しております。

おわりに

変革が進む肺癌の診療・研究をリードしていくような研究開発を行っていくためには肺癌研究室も常に変化を求めて新しいものに挑戦していかなくてはならないと考えています。それには、今後の呼吸器科を担う若い先生方の力が不可欠でありますので、ご興味のある先生方には肺癌研究室の仲間に加わって頂き、ともに肺癌の治療成績を改善すべく邁進しましょう。同門の先生方には引き続き臨床研究へのご協力並びにご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い致します。